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沙門空海唐の国にて鬼と宴す・・・ってタイトル長すぎだろ!!

 僕にとっては、コミックスの『陰陽師』(岡野玲子)の原作者ってイメージなんですが、夢枕獏さんの最新刊がでたので読んでみました。

baku1.jpg
沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ1

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沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ2

なんつうか、タイトル長すぎ・・・。

それはともかく、『陰陽師』のように、短編のお話がいくつも入っているのかな、と思って読んでみたら、かなりの長編です。この2冊だけでなく、あと2冊続きがあって全4冊で一つのお話。それも1冊1冊がかなり厚い。。。もっとも、読みやすいし、厚さのわりには字数は少ないので割りに楽に読み切れるようです。

お話は『陰陽師』に構成がよく似てます。晴明=空海、博雅=逸勢という感じ。2人の語らいなんか『陰陽師』の雰囲気そっくり。あげく呪がどうのこうのなんて言ってるし・・・。ちょっと違うのは、『陰陽師』の博雅はわりと間抜けな役回り(失礼・・・)が多い比べて、『沙門・・・』(だから、タイトル長すぎ・・・)の逸勢はややクールなイメージといったところ。そのうち逸勢もボロを出すんでしょうか?夢枕先生の他の作品は読んだことはないのですが、先生はこういう感じのお話が好きなのでしょうかね?ストーリーは単なる怪異現象かと思いきや、楊貴妃の死の謎にまで展開して・・・というもの。
そういやちょっと気になったのは、空海のライバルかなと思った鳳鳴はあれだけ鳴り物入りで登場したわりには、あっさり退場しちゃうし、あれれ?ところもあるんですが(また出てくるのかな?)、夢枕『陰陽師』や岡野『陰陽師』の前半あたりのお話(岡野『陰陽師』の後半はもう別のお話ですね。僕は後半の方が好きですけど)が好きな方にはお勧めですね。

ところで、夢枕先生は『陰陽師』でもそうですが、作品中に陰陽道とか密教はほんのアクセサリー的に用いているだけ(この作品でも理趣経のさわりがちょっと出てくるくらい)です。ちょっと物足りないなぁ、とかもう少し知りたいという方は、僕も空海の思想や彼が開いた真言宗には、興味があって少し調べたことがあるんですが、松岡正剛さんの『空海の夢』や司馬遼太郎さんの『空海の風景 (上巻)中公文庫』『空海の風景 (下巻)中公文庫』あたりが、わりと初心者向けで読みやすく、「天才!!空海」って感じで面白かったと思います。お勧め。
特に、司馬さんの『空海の風景』は夢枕先生も読んでいると思います。まだ『沙門・・・』を全部読んだわけではないのですが『沙門・・・』の妖は空海が長安に来て、恵果に会うまで5ヶ月間あるんですが、その間の出来事。その後、恵果は空海に会ったとたんに、その法統を空海に伝え、そしてその年のうちに亡くなる。
なんで、空海は恵果のところにすぐ行かなかったのか、そして、恵果は、なぜ、会ったばかりの空海に法統を伝えようとしたのか、そのあたりを夢枕流の解釈をしてくれるんじゃないでしょうか。
逸勢と空海との交流も司馬さんの本からの着想かも。

ところで、空海は小説や司馬さんや松岡さんの本にもあるように短期間で密教を修めて帰国しますが、橘逸勢ってどうだったっけな(三蹟だとか承和の変で失脚だとか、高校生レベルの知識しかないけど、日本には帰っているのは確かだなぁ。。。)、と思って『空海の風景』を読み直してみたら空海と一緒に帰国しているんですね。私費で留学している空海はともかく、国費の正式な留学生である逸勢は留学期間20年の約束は・・・どうなってんの???と思われるかも知れません。どうやって帰ったかは、多分、今後、夢枕先生の本に出てくるんじゃないかな。もし書かれているとすれば、その時、博雅顔負けの役回りになる逸勢をお楽しみ。

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Comments

うきょうさん、こんにちは。
Tバックありがとうございます。こちらからも事後ながらTバックを返させていただきました。(のだめ以来です~)
本タイトルは、陰陽師の章ごとの題みたいですね。たしかに長い(笑)。
でも「鬼と宴す」って、らしくて好きです。
あれから空海本を読み集めてまして、陳舜臣の『空海求法伝 曼荼羅の人』(上下巻、集英社文庫)が小説としては面白く感じました。
やはり、凄い天才なんですね。
なぜ生まれてきたか、なんてことを考えてしまいます。

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