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銀行の保険窓販~3年目の見直し

一昔前まで、保険は、職場に来るセールスの女性から入るものというイメージがありましたが、最近では銀行の窓口やネットで入られた方も多いのではないでしょうか?

銀行による保険販売が全面解禁されたのは、約3年前の2007年12月。
お金を貸していたり、いろいろな情報を持っていると考えられている銀行が販売するとあって、「弊害防止措置」というものが設けられてのスタートでしたが、その見直しが3年経過した12月よるある、というわけです。

銀行で保険に入ったことのある方なら、わかると思いますが(私も勉強のため、がん保険に入ってみました。すぐやめるつもりがやめらんなくなりましたが・・・)、説明を受ける前に、いろいろ聞かれます。もちろん、顧客のライフプランにあわせた保険提案のために聞いていることもありますが、弊害防止措置のための情報収集のためにやっていることでもあります。

弊害防止措置というのはいくつかあって、大きなものは

1、融資先販売規制
  銀行の融資先である法人とその代表者、個人事業主への保険販売の禁止。
  従業員50人以下の小さな会社の場合は、代表者だけでなく従業員にも販売禁止です。

  つまり、銀行からお金を借りている場合は、その銀行からは保険に入れません。 

2、担当者分離規制
  融資担当者による保険販売の禁止。

3、タイミング規制
  事業資金だけでなく住宅ローンも含む融資の申し込み者に対して審査期間中に保険募集の禁止。  

これら1~3は、お金を貸しているという銀行の「優越的地位」を利用して、その条件として保険を販売することを防ぐための措置です。

それと、

4、非公開情報保護措置
  「非公開情報」というのは銀行の顧客情報。これは顧客が預金などの銀行取引のために銀行に提供している情報なので、それを利用しての保険販売の禁止。

規制というのは、顧客を守るためのものですが、反面、その銀行と取引がある企業に勤めているために保険を断られたりするケースもあり、不便な点もあり、見直しをしていこう、という趣旨です。

今は、正直、あまり保険には携わっていないのですが、昔の仲間に「どう思う?」と聞かれて以下の点だけコメントしました。

3は存置 銀行サイドからは、住宅ローン申し込みの際はライフプランを考えるいい機会なので、保険も含めた総合的な提案をしたいという意見はあるんだろうけど、顧客には融資の条件と受け取られないかねないだろうな、と思います。

1と2は、主要顧客である法人オーナーに売れないのはどういうことだ、という銀行の考えはよくわかりますし、他にもいろいろ取引しているのに、保険だけ厳格なルールを適用する(じゃあ、投信や個人年金はなんでいいのか、とか)のもバランスを欠くとは思いますが、あった方がベターかな、と。
ただ、先のその銀行と取引がある企業にたまたま勤めているために保険を断られたりするケースを防止するためにも、50人以下の企業の従業員でなく、オーナーの家族への販売を規制した方が法の趣旨にかなうのでは、と思います。

4は、最初、制定されたときは何だこりゃ、と思いましたが、その後、個人情報法もでき、個人情報には皆さん、ぴりぴりしていますから、世情にあっているのかなぁ、と。

そんなわけで、そんなに変わらないんじゃないかなぁ、と思っています。

それよりも、弊害防止措置よりも、以前から問題ありなのは、構成員契約規制。
これは、融資先販売規制と似ていますが、圧力募集等の未然防止のため、法人形態の生命保険募集人に対し、自社や、出資・人的交流など密接な関係がある会社の役員ならびに職員への募集を禁止しているもの。
銀行と関係する企業は多いので、こちらで、ひっかかって保険申し込みを断られるケースが多い。

ただ、先の融資先規制と同様に、昔と違って、実際、銀行がそこまで企業に対して優越的地位にあるわけでなく、企業も従業員に保険を強制できるほど、力があるわけでもなく、意味のない規制。

実際、この規制は大企業が自社で保険代理店をつくって(たとえば東芝やら日立やらの大企業が東芝保険とか日立保険やらをつくって)、自社の従業員を囲い込まないようにするための規制。
もっというと、そういう大企業に職域営業をしているセールスレディを守るための規制なので、こちらこそ、早期に見直してもらいたいものです。


↓ちょうど10年前、2000年11月に出した共著です。銀行では当時、一時払い個人年金しか解禁されず、全面解禁を睨んで書いた本書は、あまり売れませんでしたが・・・。

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25日の日経に「銀行保険窓販 融資先従業員への解禁」(4面)という記事がありまし [Read More]

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