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黒木亮『獅子のごとく』~GS持田昌典の極悪一代記

黒木亮氏は私がおそらくほとんどの作品は読んでいる小説家の一人です。
もともと投資銀行家から転身された方なので、決して小説家としては「うまい作品」をお書きになる方ではないのですが、ご自身のご経験を踏まえたテーマ(投資銀行や訴訟、陸上競技)の作品あるため、取材ではなく、その業界や経験のある方でないと書かないような描写が随所にあるため、私も末端ながら、金融や陸上競技・・・はたまた裁判沙汰も経験があるので、ついつい懐かしいというか、身につまされるところもあり、ついつい読んでしまう方です。

新刊『獅子のごとく』は、サブタイトルに「小説 投資銀行日本人パートナー」とあるように、主人公 逢坂丹(おうさかあかし)を中心に80年代初頭から現在までの日本の外資系投資銀行を描く作品です。

が・・・読めばすぐ気がつきますが、逢坂丹のモデルはGSの持田昌典氏であり、エイブラハムブラザーズはゴールドマンサックス。持田氏の人生を多少脚色しながら、書き進めている小説です。
どこかで聞いた話だなぁ、と思っていましたが、小説中にも参考文献にも掲載されている菊池雅志の週刊新潮の記事「ドキュメント 『ハゲタカ外資』の虚像と実像」2005年6月30日号~2005年7月14日号がベースになっています。持田氏とDKBの4人組の一人として映画や小説の主人公にもなった西武鉄道の後藤氏との因縁などもこの記事に書かれています。

菊池氏はブログをやっていて当時の記事はそこで読むことが出来るので、興味がある人は読むといいです。
kikulog+

それはともかく、一般には、小説では後半のGSの持田氏が三井住友銀行の西川頭取とやった増資などが関心があるところかもしれませんが、私は、持田氏がパートナーに上り詰めるまでの今はユニゾンの江原氏(小説ではジェフ米本)やメリルの川島氏(小説では八尋)を追いとしていく様が圧巻でした。

黒木氏の小説は、金融用語が頻発するので、全くの門外漢には、読むづらい(例えば『投資銀行』など)きらいがありますが、今回の小説は、ベースが週刊誌の記事なので、読みやすいと思います。
ただ、ひとつひとつの描写は面白いのですが、小説として、こういう終わり方でいいのかなぁ、といつも思いますが・・・。


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