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核がなくならない7つの理由~民主党首脳には是非お読みいただきたい入門書

日経の記者が書いた核問題について、コンパクトにまとまった良書。

学生の頃、一緒に国際政治学(そういや故鴨武彦先生の)出ていた留学生の友人に、

「どうして、国際政治学なのに「(核)ミサイル」について触れないのか」

と指摘を受け、もっともだと感じながらも、「日本では核や軍事問題はデリケートな問題で、政治学どころか、防衛大以外で論じている大学はない。だから、日本人はこの問題には疎いんだ。」みたいな説明をしたことをを思い出しました。

今は、どうなのでしょうか。鳩山前首相の「学べば学ぶほど・・・」発言やその後、それを方便と言って憚らない態度を見ていると、それほど変わってはいないのかも知れません。

筆者は、核がなくならない理由を7つ挙げます。

理由1 「恐怖の均衡」は核でしか作れない

理由2 核があれば「大物扱い」される

理由3 「核の傘」は安くて便利な安全保障

理由4 オバマに面従腹背する核大国

理由5 絶対信用できない国が「隣」にあるから

理由6 「緩い核」×「汚い爆弾」の危機が迫る

理由7 クリーン・エネルギーを隠れ蓑にした核拡散

詳細は本書をお読みいただきたいのですが、友人が指摘した問題は、理由1です。
2次大戦後の安全保障論は、それが良きにしろ、悪いにしろ、核ミサイルを中心に動いてきました。

大量報復戦略から柔軟対応戦略そしてMAD(相互確証破壊)理論へ。
核ミサイルがICBMなどの戦略核から戦術核へ。また、原潜やABMの出現にともない、世界の安全保障論の趨勢は変わっていきまた。

また、日本の防衛を考える上では、理由3が参考になるでしょう。
「非核3原則」を上げる中で、米国の核の傘の保護を受けるという矛盾を抱える日本をどう考えるか、という問題です。

薄い本ですが、上げられる7つのテーマは、どれも興味深いものでした。
あまりこの分野には詳しくない、疎い、という方は是非、手にとられたらいいと思います。


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