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二月 2011

聖子コール入門~俺たち愛する聖子姫

念のため、よく聞かれますが、私は松田聖子親衛隊出身ではありません。
(当時、年齢制限(下の方の)があったので、私の世代では、親衛隊には入れなかったんです。)

さて、ヲタ芸のような凝ったものではありませんが、かつてのアイドル全盛時代、コンサートで歌の合間に親衛隊が主導して叫んでいた合いの手=コールというものがありました。特に、松田聖子のそれは、最大規模を誇っていたため、コールといえば聖子コールだったんじゃないかな、私は勝手に考えているわけです。とはいえ、松田聖子がアイドルから歌手としてみられるようなるにつれて、聖子コールも今はなくなってしまいましたが・・・。

では全盛期の聖子コールがどんなものだったのか。聖子コールがもっとも激しい(うるさい)のは、個人的には↓の「天国のキッス」じゃないかな、と思っているので、ご紹介します。


前奏や間奏の部分が、聞き取りづらいと思いますが、前奏では

ドリームレディ う~ レッツゴー

と言っています(間違っていたら申し訳ありません・・・)。
その後は合いの手で、それぞれ

行け せいこ 押せ 

また間奏で

天使の口づけ エンジェルキッス 聖子ズワールド ブルーヘブン 俺たちみんな大好き せいこー

合いの手で「わざとしたのよ♪」のあと

キッスミープリーズ

そのあと

う~レッゴー
行け せいこ 押せ

次の間奏では

キラッと輝くその瞳俺たち愛する聖子姫

「天国に手が届きそうな~」に併せて、アルファベットを

S O H A P P Y S E C

と連呼。意味不明ですか? So Happy その後のSECいうのは松田聖子親衛隊の略称です。
あとは、繰り返しですね。

ちなみに、↓は天国のキスの中ではいちばんかわいいといわれている「風船天キス」です。上と比べると、やっぱり、聖子コールはない方がいい?

本当は危ない『論語』~加藤先生の新著にしてはイマイチ

加藤徹先生の新著がなかなか評判が良いようだったので、買ってみたのですが、私にはイマイチでした。

加藤先生の著書、例えば『漢文の素養』や『漢文力』は、今では、古臭い、役に立たないと考えられてる漢文を、先人たちがどのように捉え学んだのかを活写している。今回の新著も、それを論語に凝縮して語っているわけですが・・・。

論語=退屈とおもっていらっしゃるようですけど、それは違いますよ、という図式に馴れてしまって、インパクトがないせいでしょうか?

とはいえ、1章の中国では当初、論語が第一級の文献ではなかったという話や2章の孔子の生涯、擬音や擬声で漢文を解釈する話などは興味深いものがありました。

ただ、「危ない」というあまり、吉田松陰や大塩平八郎の行動を論語に結びつけるのはどうか。広い意味では論語なんでしょうけど、そりゃ、陽明学の影響とするのが、正しいのかと。

そういえば、漢文と言えば、高校時代に読んでいた二畳庵先生の『漢文法基礎』が再販されているとか。
当時も基礎とはいえない本でしたが、今では大学受験レベルの本ではなくなっているので、誰が読んでいることやら。




迷える者の禅修行―ドイツ人住職が見た日本仏教―

たまたま立ち読みしたのですが、面白い本だったので、買ってきて、一気に読みました。

ドイツ人である著者が、禅修行のために来日。ついには出家して、住職(堂頭)になるまでの半生が描かれています。

ドイツ人が住職?なんで??というところもユニークですが、著者が住職を務める安泰寺という寺もユニーク。兵庫県の山奥にあり(HPをみると冬季は雪のため入山ができないほど)、檀家を持たず、自給自足で修行をしている小さな寺なのですが、実は澤木興道内田興正が住職(堂頭)を務めていた由緒ある寺でもあるようです。

葬式仏教、ファミリービジネスと化してしまった日本仏教の批判や禅寺での厳しい修行の様子も興味深いですが、著者が「何のために生きるのか」という疑問から、禅に向かっていった経緯が、ぐいぐい引き込ませます。
『正法眼蔵』や『学道用心集』(このあたりがさすが澤木師のお弟子さんの系譜といったところですね)からの引用も多く、同書の平易な入門書といった趣もあります。

同じ曹洞宗の南直哉氏の『語る禅僧』の冒頭に、スベロニアからやってきた出家希望者の話が出てきますが、彼が禅僧になっていたら著者のようになっているのでしょうか。南氏も同書の中で、「生きづらさ」が出家の原因と記していました。

ところで、本書では登場人物の名前は大藪先生も含め仮名となっており、著者の師匠にあたる人物さえも堂頭さんとのみ記されています。著者が住職になる経緯がさらっと記されていますが、そのあたりのことが原因なのかもしれません。


安泰寺



核がなくならない7つの理由~民主党首脳には是非お読みいただきたい入門書

日経の記者が書いた核問題について、コンパクトにまとまった良書。

学生の頃、一緒に国際政治学(そういや故鴨武彦先生の)出ていた留学生の友人に、

「どうして、国際政治学なのに「(核)ミサイル」について触れないのか」

と指摘を受け、もっともだと感じながらも、「日本では核や軍事問題はデリケートな問題で、政治学どころか、防衛大以外で論じている大学はない。だから、日本人はこの問題には疎いんだ。」みたいな説明をしたことをを思い出しました。

今は、どうなのでしょうか。鳩山前首相の「学べば学ぶほど・・・」発言やその後、それを方便と言って憚らない態度を見ていると、それほど変わってはいないのかも知れません。

筆者は、核がなくならない理由を7つ挙げます。

理由1 「恐怖の均衡」は核でしか作れない

理由2 核があれば「大物扱い」される

理由3 「核の傘」は安くて便利な安全保障

理由4 オバマに面従腹背する核大国

理由5 絶対信用できない国が「隣」にあるから

理由6 「緩い核」×「汚い爆弾」の危機が迫る

理由7 クリーン・エネルギーを隠れ蓑にした核拡散

詳細は本書をお読みいただきたいのですが、友人が指摘した問題は、理由1です。
2次大戦後の安全保障論は、それが良きにしろ、悪いにしろ、核ミサイルを中心に動いてきました。

大量報復戦略から柔軟対応戦略そしてMAD(相互確証破壊)理論へ。
核ミサイルがICBMなどの戦略核から戦術核へ。また、原潜やABMの出現にともない、世界の安全保障論の趨勢は変わっていきまた。

また、日本の防衛を考える上では、理由3が参考になるでしょう。
「非核3原則」を上げる中で、米国の核の傘の保護を受けるという矛盾を抱える日本をどう考えるか、という問題です。

薄い本ですが、上げられる7つのテーマは、どれも興味深いものでした。
あまりこの分野には詳しくない、疎い、という方は是非、手にとられたらいいと思います。


宮~Love in Palace Gyaoで再放送中見るべし

宮~Love in Palace

韓ドラは何と言ってもこれでしょう。久しぶりにGyaoで再放送中。見るべし。

日本国債利回り上昇の真相

大前研一氏が

自国債券が売られ、外債購入に転じる国、日本の将来はいかに

という記事で、昨年後半からの大手銀により日本国債売却を、日本の将来を懸念してのこととされ、

そんな先の暗い将来を見越しているのか、大手銀行は沈む船から逃げるネズミの如く急激に公社債を売り始めています。

とお書きになられています。

確かに、大手銀が日本国債を売却しているのは事実ですが、私はそこまで考えての行動とは考えておらず、これは単なる益出しで、市場取引の一環に過ぎないと推測しています。

すでに報道されているように、メガバンク3行は今期、過去最高益の三井住友はじめいずれも、好調な利益を計上する見込みです。しかし、収益の中身を見ると、本業ではなく、債券のトレーディング、それも日本国債のトレーディング収益が大きく寄与した結果だったというところがわかります。依然、融資先の量も収益率も伸びない中、仕方なく持っていた日本国債が、金利低下で、上昇。大儲けとなってしまった、ということでしょう。

ところが、9月の中間決算と比較すると、下期に入ってから、上期とはやや状況が変わっていることがわかります。

上期に多大な収益が上げた日本国債の収益が大きく落ち込んでいます。これは、下期に入ってからの日本国債の金利上昇が大きく起因しています。

これは大前氏が懸念される日本売りが起きているせいでしょうか?私は違うと考えています。

先般、S&Pが日本国債の格付けをAAからAA-に引き下げましたが、日本国債の金利上昇はほとんど起こりませんでした。その際、多くの識者が指摘したように、日本の財政赤字は大きいものの、それが国債のデフォルトになるほどのものとはと考えられていないからです。

と、するならば、大手銀の日本国債売りはなぜ起こったのか?

昨年下期から、米国経済が落ち着いてきたのを受けて、米国債の金利が上昇してきたのです。
これが日本国債と何のかかわりあいがあるの?と思われるでしょうが、メガバンクは米国債もしこたま保有しています。金利上昇は、債券部門の含み損となります。そこで、米国債でやられた分、日本国債を益出しして調整する。これが大前氏が指摘している日本国債売りの直接の原因ではないでしょうか。

昨年10月頃までは2.4~2.5%前後まで低下していた、米国債は、今は3.6%前後。実に1%以上も金利上昇してきました。日本国債も、なぜか1.3%程度まで金利が上昇しています。

米国債の急激な金利の上昇のために、昨年後半からメガバンクはじめ機関投資家が、それぞれこっそりと、ちょっとずつ日本国債を益出ししていました。それがだんだん周囲にばれてきて、みんなで日本国債を売るようになったのが昨年の終わり頃。そうこうしていくうちに、金利が1.3%にまで上昇し、今度は、日本国債までも含み損をかかえるようになり、今度は損切のために売却している、というのが現状ではないでしょうか。

債券トレーディングそれも生保ではなく、メガバンクのトレーディングというのは、そこまで長い時間軸で投資をしているわけではありません。というわけで、大前さんがおもってらっしゃるほど、中長期的な時間軸で、メガバンクは債券トレーディングはしてないんじゃないかな、と、私は思います。

そんなんでいいのか、と批判される方もあるかもしれませんが、経営トップはともかく、債券トレーディングってそうゆう商売でしょう。


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